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ファイナンシャル・プランナーズ・アイ
くらしとお金のプロフェッショナル「ファイナンシャル・プランナー(FP)」がお送りする連載コラム。月替わりの担当者FPが、法律や税金の解説から社会情勢、また生活の中で見つけたちょっとしたアイディアまで、幅広い視点でお送りします。
 コラムニスト
ファイナンシャル・プランナー
渡辺一江
 医療保険を選ぶポイントは何ですか?


今回はFP広報センターによくお問い合わせいただく「医療保険を選ぶポイント」についてお答えいたします。


そもそも医療保険は必要なのか?を考えて見ましょう。一般に「医療保険に加入する理由」は
【1】健康への不安と医療費の負担増
【2】収入の減少
などです。


【1】について
「高額療養費」の給付を考慮すべきでしょう。
これは治療に伴う自己負担が一定額を超えると、超えた分、払い戻しが受けられる制度です。ただし、保険対象外の治療は給付されません。

70歳未満の場合 外来・入院
上位所得者
(標準報酬月額53万円以上)
150,000 円+(総医療費−500,000 円)×1%
〈83,400 円〉
一般 80,100 円+(総医療費−267,000 円)×1%
〈44,400 円〉
低所得者
(住民税非課税世帯)
35,400 円
〈24,600 円〉
※ 同一世帯で1年間(直近12ヶ月)に3回以上高額療養費の支給を受けている場合は、4回目から自己負担限度額が変わります(→多数該当)。表中〈 〉内の金額が、多数該当の場合の限度額。


【2】について
「傷病手当金」の内容を知っておくべきでしょう。
これは、健康保険から支給される給付金のひとつで、治療のため連続して3日以上欠勤し給料が出ない場合、原則1日当り標準報酬日額の2/3が4日目から1年6ヶ月を限度として支給される制度です。ただし、国民健康保険には傷病手当金の制度はありませんので、自営業者の場合、収入の減少に備え、多めに準備しておく必要があります。

一概には言えませんが、保険制度改革に伴う自己負担増への懸念、高額な医療費が必要な場合、治療が長期にわたり職を失うような場合など、最悪な状況を想定しつつも、それら「万が一の心配が医療保険に加入することで軽減」されるのであれば、ある程度の保障を医療保険でカバーする必要はあるといえます。

医療保険の加入を考えるとき、上記のように利用できる公的な制度や、勤めている会社などの保障制度などを考慮し、不足部分を検討することになります。

医療保険を選ぶポイントはいくつかあります。

 a.1入院いくらの給付金が必要か?
高額療養費を考慮し、治療費の他に食事代、差額ベット代、雑費などの費用が必要。

 b.保険期間と保険料払込期間を決める
「定期」タイプなのか?「終身」タイプなのか?

 c.入院何日目から支払われるのか?
日帰り入院から、1泊2日型、5日型(4日免責)、8日型など

 d.1入院あたりの支払限度日数と保険期間を通じての通算限度日数は?
病院の平均在院日数は34.7日(平成18年報告 厚生労働省)
ただし、年齢が上がるにつれて在院日数は長くなる傾向にあります。
入院支払限度日数は30日型、60日型、90日型、120日型、180日型、360日型など
通算限度日数は一般的には730日や1000日、1095日が多い

 e.「特約」を付加するかどうか?
特約には成人病特約、女性疾病特約、ガン特約、通院特約などがあります。

又、医療保険だけが、入院の備えではなく、貯蓄も備えになります。保険と貯蓄の両輪で考えることをお勧めします。
どこまでを保険で備えるのかは、人それぞれの考え方や、環境、状況等によりますので、ご自分にあった保険を選んでいただければと思います。


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