●ペイオフ解禁で不安は?
ある・・・・3
ない・・・・7
貯金がない・13
不安がないと答えた方が全体の3割程度、「ある」「ない」と答えた方の70%程度となっています。これは金融広報中央委員会の調査の65.6%の方が「不安がない」と答えられた方の数字とほぼ同じです。
金融機関が破綻したら、店舗や窓口のATMは閉鎖され預金はすぐに引き出しができなくなります。預金保険の対象である元本1,000万円とその利息は破綻後すぐに受け取ることは可能ですが、1,000万円を超えた部分については名寄せが終了するまで引き出すことは出来なくなります。その期間はおおよそ数ヶ月から一年程度かかる見通しです。
すぐに必要な資金だからと言って1,000万円を超える金額を普通預金に預けておいて破綻してしまった場合は全額がすぐに引き出せなくなります。例えば、家を購入する資金2,000万円を普通預金に預けておいて破綻してしまった場合、全額をすぐに引き出せず家を購入する時期を変更しなければならなくなったり、自分の気に入った物件をすぐに購入できなくなったりすることがありますので注意が必要です。そのような場合は決済用預金を利用することをお勧めします。
決済用預金とは、
1)利子がつかない
2)決済サービスを提供する
3)要求払いに応じる(預金者がその払い戻しをいつでも請求できる)
の条件を満たした預金口座のことをいいます。金融機関が破たんしても、決済用預金は預金保険機構から全額が保護されますので、すぐに必要な資金を確実に守るには良いと思います。
ペイオフ完全解禁は最終的には個人、企業などの預金者にしわ寄せが及びます。日本では、銀行が破綻しても自分の預金は守られると考えている方が未だ多いようです。これからは経営が磐石な金融機関を受け皿にすることで金融不安を解消する可能性がありますので、早い時期に安全な金融機関、目的に合った金融商品を選択することが必要です。